流川楓の名シーン
山王戦のラストシーン
シーン解説
山王戦でブザービーターを決めた桜木が流川と手を合わせる場面です。
1点差、山王リードで残り時間わずか・・・。
この1本が試合を決めると言ってもよい展開で、山王からボールを弾いたのは、赤木。
「ふがあっーー!!」
この決定的チャンスに、山王・河田も意地を見せます。
「ぶしっ!!」
両者一歩も譲らない中、河田が弾いたボールを追いかけたのは桜木。
そしてそのボールを託した先は―――
流川でした。
これを得点に結びつけた流川。
が、次の山王のオフェンス。
沢北がエースとしての本領を発揮します。
もう残り時間はなく、湘北にとって絶望的なゴール。
しかし諦めない男がここにもいました。
速攻とはならなかったものの、赤木から流川へボールが託され、流川が攻め込みます。
最後のシュートモーション―――
その脇にはシュートの準備をする桜木。
それを目にした流川がとった選択――
桜木へのパス――
この息をのむシーンは圧巻の一言・・・。
ゴールを決めた桜木は、ある一点に向かって歩き出します。
その先には、流川が。
顔を合わせた2人がとった行動が、このタッチ・・・!
この二人の初めての協力プレイに、全身が熱くなりました。
常にいがみ合っていた桜木と流川が、勝利という共通目標に向かって無意識に足並みがそろった瞬間です。
はじめは桜木からのパス。
そして最後の試合が決まるラストチャンスを桜木にパスする流川。
流川は情では動かないので、そのとき一番ゴールの確率が高いと瞬間的に判断したのが桜木だったんですよね。自分でシュートにいくよりも。
それまでのことがなかったかのようにパスをし、手を合わせるこの場面はこみ上げるものがありました
最後に、タッチし合った後の桜木と流川も載せておきます。
コメント
いまだにこのシーンを見ると感動します!
台詞がない、ただ絵だけで表現する…素晴らしい!
私も同感です。全31巻そろえてますが、このセリフの殆ど無いにも関わらず、勝手にセリフが浮かんでくる描写、たまりません。主人公以外の存在感や数多の名言など、この作品以上の漫画は無いと思います
試合を決めたチームメイト同士が激しくタッチする。
ごくごく当たり前の光景ですが、
この桜木と流川がどれだけいがみ合ってきたかというのをずっと見てきただけに、
この当たり前のはずのシーンが圧倒的な力を発揮しますよね。
これこそ、この作者の力だと思いました。
仕事前に少し感動。
今日も頑張るぞー!!
今スラムダンクにはまっています。
お互い嫌っていた2人が、心を開く瞬間が感動しました。
別に流川は最初から桜木の素質を認めてるんで、いがみ合ってるわけではないとは思いますが。
ど素人の桜木を一瞬で認めたのは流川と仙道だけ。共に天才は天才を知る…です。他は少しずつバスケを覚えた桜木とプレイして認めるに至るだけで。
赤木に至っては、山王戦でやっと「湘北に必要な男になった」ですから。気付くの遅すぎなわけです。
そこを読み違えると、スラムダンクの作者の意図から全くかけ離れた読解になってしまいます。
よくスラダンプレイヤーランキングが議論されますが、仙道以外の「凄いと言われた選手」は全て湘北の「当て馬」「噛ませ犬」です。凄いという触れ込みの選手達を次々と倒して、それを超えて成長していくストーリーにおける。
なんか違う、君のコメント。やれ仙道がとか流川がとかでなく、これ以前に主人公の成長がこれほど細やかに表現されたマンガがあったか?
スポーツ漫画のロジックを変えた秀逸な一品です。
ごく当たり前のつまらない解説ありがとうございます。とても感謝します。
流川も桜木に向かって歩いてって欲しかったね。
セリフ無し、時間経過だけで脳内に完成や掛け声が鳴っているような感覚にはまる。
そして途中、唯一のセリフは「左手は添えるだけ」。
花道が決めることを信じてパスした流川。
(特訓も上達も知ってるからね)
2人のタッチは感動だけど、その後のプイッがほっこりさせるのは、そうそう、君たちは認めてるくせにいがみ合う可愛らしさよね、となりましたw
花道は流川のプレーを見た時に引き込まれたりしてたし、1 on 1で流川を本気にさせたり、流川が凄いから超えたいわけで、だから対戦申し込んだし、そもそも流川も認めてなければ相手しないし。
なんだろ、だからこそ歯がゆいというか、動と静の「俺が!」男2人だからね、もう、可愛いよなぁとw
タッチした後に二人とも我に返ってるんですよね。
そのくらいパスもハイタッチも理屈抜きにした行動だったんですね。
この直後にチームメイトたちが狂ったように喜びながら抱きついてくるシーンも好きだ
陵南との練習試合で二人は仙道をダブルチームでマークします。
このときルカワは負けるよりはましだと行ってます。
山王戦は果たしてどう思ってパスを出したのやら。