「仙道は牧をも超える器だ!! オレはそう信じている!!」

田岡監督の名言

「仙道は牧をも超える器だ!!
 オレはそう信じている!!」
『スラムダンク』 / 田岡監督
『スラムダンク』 第16巻

スラムダンク (16) (ジャンプ・コミックス)

シーン解説

神奈川の王者・海南との戦いを前に、田岡監督は今までと違う戦略を選択しました。

田岡監督の選択は・・・仙道をPG(ポイントガード)で起用することでした。


しかし海南の高頭監督は動じずこう言います。
「奇策にでたか……田岡先輩」


「だが……この時点であんたの負けだ」


高頭監督にとっても予想外の奇策だったはずですが、さすが王者の貫録というところでしょうか。
奇策というものに対してこう続けます。

「奇策といわれるあらゆる作戦………」

「そのほとんどは…
 相手のことを考えすぎて本来の自分を見失った姿にすぎない」

直後、仙道の初めてのパスが放たれます。


そのパスは・・・

無情にも魚住の頭上を越えてしまいます。

したり顔の高頭監督

「いくら魚住でもあれはとれん」


が、次の瞬間―――


フクのアリウープ。

仙道が狙っていたのは初めからこれでした。
視野の広さ、パスセンスの高さをもつ仙道の見事なパス。

田岡監督もにわか仕込みとして仙道をPGにしたわけではなく、仙道への信頼がなせる業だったのです。

「仙道の力を信じてなきゃ こんなことはできないぜ
 高頭!!」


「仙道は牧をも超える器だ!!
 オレはそう信じている!!」

仙道を、そして陵南の選手を心から信じる田岡監督の名采配でした。

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