安西先生の名言
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シーン解説
インターハイの初戦・豊玉高校との対戦にて。
猛特訓でシュート練習をした桜木は、豊玉戦で見せた流川のシュートを改めて見て感じます。
自分の思い描いていた理想とそっくりだと・・・。
2万本のシュートを打ってきて、自分のシュートモーションを見てきたからこそわかるようになった流川の凄さと同時に、悔しさが込み上げてきます。
そんな桜木を見た安西先生はひとつ質問をします。
「今のジャンプシュートの前に 流川君がいくつフェイクを入れたかわかるかね?」
桜木は答えますが、その後にも桜木が見落とした細かいフェイクがあることを告げられます。
そして、安西先生はこう繋げます。
「彼のプレイをよく見て…盗めるだけ盗みなさい
そして彼の3倍練習する。そうしないと……」
「高校生のうちには到底 彼に追い付けないよ」
この「高校生のうちには」というあたりも安西先生の期待が現れていますね。
桜木ならいずれはトッププレイヤーになれることを信じていて、かつ高校生のうちに流川と肩を並べる選手に育てようとしていること。
流川にもそうでしたが、たとえ高くとも、具体的な目標を与えることでもっと伸びていくと感じて伝えた言葉なのだと思います。
コメント
はじめまして。
この台詞はインターハイの豊玉戦ということで原作で言えば結構終盤ですが、
安西は最初から言ってもいいところ、ここではじめて言ったのも面白いですね。
桜木と流川、明らかな技術の差がありながら、桜木は口では決して認めなかった。
それを、桜木自身がようやく流川の凄さを感じたのを見てはじめて安西は言った。
多分それまでの桜木は、具体的にどこに差があってどうすればいいか全く分からないくらいの差があった。そんな状況でただ意地を張っている桜木にそれを言っても無意味だと安西は感じていた。
それが桜木が合宿シュートの練習を経て、ようやく流川がどこがどう凄いか具体的に分かるようになったというのもあるんでしょうね。
この辺の指導術って現実世界でも難しいですね。